平成生まれ15歳の舞妓さんデビュー 京都5花街で初
京都5花街で初の平成生まれの舞妓(まいこ)が10月、デビューする。大分市出身の富久美(ふくみ)さん(15)。13日に写真の撮影会があり、ひと足早く着物姿を披露した。
花街の世界が好きという祖母に勧められたのが舞妓になるきっかけだった。京都市東山区の花街・祇園東の屋形(置屋)「岡とめ」に住み、お囃子(はやし)や舞踊、茶道などを修業中。中学では伝統芸能とは無縁で、「毎日緊張しっぱなし」という。
同居する祇園東の最年長芸妓(げいこ)、大正生まれの豊治さん(88)は「スススッと頭が回る子だねえ。美しいことも何もかも『かわいい』って言いますのが、現代っ子どすなあ。芸事はぼちぼち成長するしかおへん」と見守る。
舞妓は祇園東で5人、全体でも65人ほど。富久美さんは「大げさに言うと伝統を守ってるんやなあと思う。平成はこんなもんかと思われないようにしっかりしなあかん」と自負ものぞかせる。 (09/13 17:02)
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